金沢の「歴史」観光スポット(全53件)
-
尾山神社
加賀藩祖の前田利家公と正室お松の方をまつる。色鮮やかなギヤマンが印象的な重要文化財の三層門「神門」は、和洋折衷の不思議な美しさ。桃山文化を今に伝える東神門なども点在している。
-
金沢城公園
前田家の居城金沢城跡。公園として整備された。重要文化財の石川門と三十間長屋、鶴丸倉庫、平成13(2001)年に復元された菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓などがある。
-
珠姫の寺 天徳院
徳川2代将軍秀忠の次女で、3代藩主前田利常の正室珠姫の菩提寺。珠姫の生涯を描いたからくり人形は1日4回上演している。
-
金沢神社
寛政6(1794)年に創建された神社。明治7(1874)年までは、例祭のときだけ城下の婦女子に限り参拝が許されたという。境内には「金城霊沢」がある。
-
小坂神社
奈良の春日大社の神をまつったもので、金沢旧五社のひとつに数えられる。養老1(717)年の創建と言われ、寛永13(1636)年に現在の地で再興された。
-
大乘寺
野田山中腹にある曹洞宗の古刹。鎌倉時代の創建で、当時この地を治めていた冨樫氏によって開かれた。国の重要文化財に指定された仏画や経典などの寺宝も多い。
-
前田家墓所
野田山の山頂付近にある前田家歴代の墓所。初代利家とお松の方から2代目利長、お永の方(信長四女)他歴代の当主と奥方が静かに眠る。
-
寿経寺
安政の飢餓で米が高騰した時、民衆らが入山禁止の卯辰山を登り、金沢城に窮状を訴えた。その首謀者とみなされた7人が処刑され、供養につくられた7体の地蔵が祀られている。
-
龍渕寺
曹洞宗の禅寺。天正10(1582)年に尾張の国で創建され、正保2(1645)年に現在の地に移された。境内には、加賀藩三代藩主前田利常の命により指定された竹林がある。全域が市指定保存樹林。
-
長久寺
裏庭から犀川と金沢城跡の緑が一望できる。境内には、樹齢400年の銀木犀があり、9月中旬が見頃。
-
成巽閣
江戸後期、前田家13代斉泰が母君のために建てた奥方御殿。書院造りと、数寄屋の2つの様式からなる。加賀前田家の往時をしのばせる御殿建築の希少な遺構として、庭園とともに国の重要文化財。
-
泉鏡花句碑
卯辰山への登り口の脇にひっそりと建っており、幼い頃母を失った鏡花の心情が伝わる「はゝこひし 夕山桜 峰の松 鏡花」の句が刻まれている。
-
志摩
文政3(1820)年に建てられたままに残るお茶屋の建物。優美で繊細なお茶屋特有の粋な造りとなっており、貴重な文化遺産として国の重要文化財に指定されている。
-
貴船明神
鞍月用水沿いにあるこぢんまりとした祠。縁切りと縁結びの両方に御利益があるといわれる。縁切りは香林坊方面から、縁結びは高岡町方面から参詣する。
-
徳田秋声文学碑
自然主義作家、徳田秋声の文学碑。1947(昭和22)年に建てられ、室生犀星の筆による詩が刻まれている。秋声の「町の踊り場」や「穴」は郷里を描いた作品。
-
妙立寺
外観は2階建てだが内部は7層4階建て。物置の戸板をまくると外部につながる通路があるなどの仕掛けから、忍者寺と呼ばれる。拝観は定員制のため要予約。
-
伏見寺
高野山真言宗。芋掘り藤五郎の立像や墓がある、藤五郎ゆかりの寺。藤五郎は山芋を沢で洗って神仏に捧げていたが、その沢から金が発見されたことから「金沢」の地名が付いたとされている。
-
寺町寺院群
加賀藩三代藩主前田利常が元和2(1616)年、各所に散らばっていた寺院を寺町と卯辰山山麓、小立野に集めたのが始まり。今でも約70の寺院が集中している。
-
金沢城 石川門
別名は白門。国の重要文化財。夜はライトアップされる。独特の璧はなまこ壁と呼ばれ、白壁の表面に瓦を貼り付けたもの。鉛葺きの屋根は、戦いで鉄砲の弾に早変わりする、との説も。
-
金沢湯涌江戸村
約2ヘクタールの広大な敷地に、藩政期の武家や茅葺き農家、町家などを公開展示。国指定重要文化財の「旧石倉家住宅」や「旧松下家住宅」など、江戸時代の貴重な建物を見学できる。
-
雨宝院
金毘羅尊を本尊とする高野山真言宗の古刹。7歳で養子になった室生犀星が幼少時代を過ごした寺。犀星の小説に出てくる賽銭箱や手紙類が保存されている。
-
暗がり坂
久保市乙剣宮の境内から主計町へ下る薄暗い石段で、別名暗闇坂。かつて旦那衆が人目を避けて主計町の茶屋に通った道だ。作家泉鏡花もよく通ったと言われている。
-
西養寺
金沢市指定保存樹林に選ばれた庭園には約2700本の樹木が生い茂り、四季折々の風景が楽しめる。高台から望める景色もキレイ。特に夜景がオススメだ。
-
旧加賀藩士 高田家跡
長町武家屋敷跡の一角にある。長屋門は金沢市指定保存建造物。大野庄用水の水を取り入れ江戸時代の代表的な池の周囲を巡りながら観賞する池泉回遊式庭園となっている。
-
卯辰山山麓寺院群
元和2(1616)年、3代藩主前田利常が市中への敵の侵入に備え、迷路のように入り組んだ小路に沿って寺院を点在させたことに始まる。藩政時代の面影が色あせることなく残っている。
-
松月寺
寺町散策の一寺。境内から通りにはみだした桜の古木は国の天然記念物。「大桜」または「御殿桜」とも呼ばれる大木で、加賀藩三代藩主前田利常が小松城から移植したとされる。
-
滝の白糸碑
泉鏡花の生家から近い梅の橋の西詰にある碑。鏡花の「義血侠血」のヒロインが、浅野川の土手で水芸を披露したことにちなみ、碑の前に立つと水芸のからくりが現れる。
-
氷室小屋
氷室は、天然の雪を真夏に江戸幕府へ献上するために使われた貯蔵庫。現在でも、1月と6月に雪詰めと氷室開きが行われており、石川県の風物詩となっている。
-
室生犀星文学碑
室生犀星は金沢に生まれ、大正から昭和にわたり叙情的な詩人として活躍した。流し雛をかたどった碑には「あんずよ花着け地ぞ早に輝け、あんずよ花着けあんずよ燃えよ」と刻まれている。
-
お茶屋文化館
江戸時代の文政3(1820)年に建てられたままのお茶屋の建物で、芸妓の黒髪を飾った櫛・笄・簪をはじめ宴を彩る加賀蒔絵、加賀象嵌などの優美で繊細な道具類を多数展示。
-
神明宮
「お神明(しんめ)さん」の名で親しまれる日本三神明の一つ。春と秋の「あぶりもち神事」は300年以上続く悪事災難厄除神事として有名。授与所では開運パワー御守も扱っている。
-
来教寺
天台宗の寺院。入り口の山門はごく普通の寺の構えだが、本堂内陣の様式は珍しい神仏混淆で、左側内陣に金比羅宮、右側内陣に阿弥陀仏がまつられている。
-
宝泉寺
卯辰山のふもとに点在する卯辰山寺院群の一つである宝泉寺は、摩利支天を祀る祈願の寺。建物内を自由に参拝はできないが、境内の拝観、高台からの景色を楽しめる。
-
心蓮社
金沢市の名勝に指定された、遠州流作庭で、築山式の日本庭園が見学できる。庭には「心」の形をした池があり、こちらもすばらしい。芭蕉十哲の立花北枝の墓などがある。
-
持明院
日本に現存する多頭蓮の一つ「妙連」が咲くハス池がある。ハスの見頃は7月下旬〜8月上旬。大正12(1923)年3月、天然記念物に指定。妙蓮のお茶もあり、血行を良くするなどの効用がある。
-
大野日吉神社
天平5(733)年の創始といわれ、義経伝説も残る由緒ある古社。天保13(1842)年に建てられた鳥居には、港町らしく北前船主の名が刻まれている。神社例祭の山王祭は夏の風物詩。
-
真成寺
安産の神様、鬼子母神(きしぼじん)の像を安置する寺。作家、泉鏡花の小説『鶯花徑(おうかけい)』の舞台としても知られる。人形供養の寺としても有名。
-
西料亭組合事務所
大正11(1922)年の建築物で、当時のままの姿を留める国の登録有形文化財。現在、芸妓衆の稽古場兼管理事務所として使用されている。
-
月照寺
曹洞宗の寺。加賀藩初代藩主前田利家の長女、幸姫(春桂院)の菩提寺で、山門は江戸時代中期に建てられたとされる。
-
宝円寺
前田利家が建立した前田家代々の菩提寺。利家の葬儀もここで行われた。利家の自画像と頭髪を納めた御影堂、御髪堂がある。尚、堂内には利家公寄進の仁王尊像が祀られている。
-
薬師寺
境内には湯涌温泉を開いた泰澄大師作といわれる薬師如来像を安置。地名の由来となった源泉臼もある。竹久夢二がよく散策した場所で、夢二の歌碑もある。
-
本龍寺
文明元(1469)年に富山県で創建され、慶長7(1602)年に現在地に移された、真宗大谷派の古刹。境内には、江戸時代に生きた北前船を操る豪商、銭屋五兵衛の墓所がある。
-
竹久夢二歌碑
美人画で一世を風靡した画家で、「宵待草」の作詩者としても有名な竹久夢二。その夢二が湯涌温泉に逗留中に、彦乃との愛を歌った句が刻み込まれている。
-
福久屋石黒傳六商店
薬種業を営んでいた石黒傳六家の店舗兼住宅。腕木構造の大屋根を持つ大型の建物で、2階の外壁には白漆喰塗りごめの虫籠窓も見られる。市の保存建造物に指定されている。
-
月心寺
卯辰山山麓寺院群の曹洞宗の寺。コケが生い茂り、落ち着いた風情が感じられる「浄椿庭(じょうちんてい)」が特徴。
-
小立野寺院群
浅野川、犀川に挟まれた小立野台地に多くの神社・仏閣が点在。藩政期そのままの狭く複雑に入り組んだ小路や趣の異なるいくつもの坂道が生活空間の一部として今も息づく。拝観は各寺院へ問合せ。
-
宇多須神社
ひがし茶屋街のそばにあり、節分祭に艶やかな芸妓たちが豆まきをする行事で知られる。慶長4(1599)年加賀藩社として建立された。初代藩主前田利家公の神霊を祀る神社。
-
W坂
Wの文字を描くようにジグザグになった階段状の坂道で、室生犀星がお気に入りの散歩道だったという場所だ。寺町から犀川に架かる桜橋まで続いている。
-
尾崎神社
天照大神や、徳川家康をまつる。葵の紋を散りばめた社殿は「北陸の日光」といわれるほどに豪華。精緻な木彫りの神殿などが、国の重要文化財に指定されている。
-
芭蕉句碑
宮竹屋跡の「芭蕉ヶ辻」の標柱など、市内に芭蕉ゆかりの碑が建つ。「あかあかと日はつれなくも秋の風」有名な句が刻まれている。
-
大円寺
3代目住職の心岩によって元禄13(1700)年に建立されたもの。心岩上人は優れた芸術家でもあった。数々の仏画や仏像が制作され、寺に保存されており、人骨地蔵尊もある。
-
久保市乙剣宮
昔ながらの商店街の一角にある神社。生家が近くにあったことから泉鏡花が幼い頃、よく遊んだといわれ、鏡花の「うつくしや鶯あけの明星に」と刻まれた句碑が立っている。
-
全性寺
日蓮宗の寺。10代藩主前田重教の生母が安産祈願のために寄進した不動明王が祭られている。大永2(1522)年、越中放生津に創建され、天明6(1786)年に現在の地に移された。