国東・中津・宇佐・耶馬渓の「歴史」観光スポット(全29件)
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羅漢寺
大化元(645)年にインドの僧、法道仙人が羅漢山の洞窟で修行したことから開基された寺。日本三大五百羅漢の一つに数えられ、境内には五百羅漢をはじめ千体地蔵など3700体以上の石仏がある。
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富貴寺
大堂はカヤの木の素木造りで、宝形造りの屋根の勾配も美しく、九州最古の木造建造物として国宝に指定されている。中尊寺金色堂、平等院鳳凰堂と並ぶ日本三阿弥陀堂の一つ。
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宇佐神宮
全国に4万を超える八幡社の総本宮で創建は神亀2(725)年。本殿は江戸後期に造営されたままの檜皮葺きの「八幡造り」で、白壁に朱塗りの柱も美しく、国宝に指定されている。
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両子寺
標高721m、両子山の中腹にある天台宗別格本山。山道の石段両脇に立つ仁王石像の大きさは2mにおよぶ。坊舎跡や平安時代の総合門、国東塔をはじめ新緑や紅葉も見られる。
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杵築城
木付頼直が応永元(1394)年に築城。正保2(1645)年に松平氏が入城して十代を守った。現在は本丸、二の丸、三の丸の石垣や濠の一部が残り、昭和45(1970)年築造の天守閣が建つ。
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中津城(奧平家歴史資料館)
黒田孝高により築城され、潮の干満で堀の水が増減する城は日本三大水城に数えられる。現在は奥平家歴代の甲冑や「白鳥鞘の鑓」、徳川家康直筆の書などの宝物を展示している。
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熊野磨崖仏
胎蔵寺から杉木立の中、鬼が一夜で築いたという250mの急な石段を登る。左手の崖に高さ8mの不動明王と6.8mの大日如来が刻まれている。ともに国の史跡と重要文化財。
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真木大堂
六郷満山65ヶ寺のうち、本山本寺の一つとして最大寺院だった馬城山伝乗寺の跡。収蔵庫には大威徳明王像をはじめ、衰退した各坊の仏像9体を収めており、いずれも国の重要文化財。
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松屋寺
曹洞宗の寺で、慶長12(1607)年に初代藩主延俊が建立した木下家の菩提寺。本堂前の大ソテツは高さ約9m、周囲約5mもあり、樹齢約700年。国の天然記念物。
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佐野家
杵築の城下町の中で最も古い木造建築といわれる。代々藩医を勤めた家柄で、城へのぼるための駕籠が玄関に吊るされている。
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八坂社
門に施された干支や菊の花の彫刻が美しい神社。本殿の裏にある開運運玉唐獅子像の抱く「運玉」をさわると、宝くじ運や子孫繁栄にご利益があるといわれる。
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応暦寺
養老2(718)年に開創されたと伝えられる寺。境内や本堂には十一面観音、役行者、妙見菩薩など多種多様な石造が奉安され、石仏の寺としても知られる。
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日出城址
慶長6(1601)年、秀吉の妻ねねの甥にあたる木下延俊が築城。別名、暘谷城と呼ばれ、「暘谷」の名は中国古書淮南子の「日は暘谷より出でて咸池に浴す」から引用したとされる。
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東光寺
曹洞宗の古刹。名高い五百羅漢は極楽浄土を発願し、安政6(1859)年から20年以上の歳月をかけて、十五代住職が日出の石工に造らせたもの。521体の石像がある。拝観料は賽銭箱に入れる。
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合元寺
ひときわ目を引く赤壁の寺。その昔、城主の黒田如水が地元の豪族を暗殺。家臣たちも討たれ、返り血を浴びた壁は塗り替えても血がにじみ出すため、赤塗りにしたといわれる。
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磯矢邸
加藤与五右衛門の屋敷。藩主の休息所である御用屋敷の一部に使われたことがある。敷地内には、土蔵を改装した「栗原克実美術館」を併設している。
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大原邸
北台に立つ重臣屋敷の代表格で、その格式は杵築一と評される。松平藩の家老を勤めた大原氏の屋敷で、重厚な門構えや母屋そばの回遊式庭園が風格を感じさせる。
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福澤諭吉旧居・福澤記念館
福澤諭吉が蘭学を学ぶために長崎へ行く19歳までを過ごした家。母屋や勉強部屋の土蔵などが当時のままに残る。隣接する記念館には『学問のすゝめ』の版本や遺品を展示。
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神尾家住宅
江戸時代に組頭をつとめた旧家で、明和8(1771)年に建てられたとの記録があり、年代のわかる九州最古の民家として国の重要文化財に指定されている。
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豊前善光寺
「芝原善光寺」とも呼ばれ、信濃、甲府と並ぶ日本三善光寺の一つ。天徳2(958)年に空也上人が開いたと伝えられ、本堂は鎌倉時代の様式で国の重要文化財に指定されている。
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無動寺
奈良時代の創建という天台宗の名刹。奇岩がそびえ立つ「黒土耶馬」をバックに、本堂には本尊となる不動明王や、平安時代の木彫仏16体を安置している。
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長安寺
かつて六郷満山の総本山として栄えた天台宗の古刹で、花の寺として有名。藤原時代のものと推察される太郎天立像脇二蔵子、19枚の銅板法華経は、ともに国の重要文化財である。
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岩戸寺
養老3(719)年に仁聞菩薩が開いたと伝え、満山寺院の山寺形式をもっともよく残しているといわれる。本尊の薬師如来は平安後期の作で、カヤの木一本造りだ。
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文殊仙寺
標高約614m、文殊山腹の自然林の中に山門を構える。役行者が開いたと伝え、智恵の仏・日本三文殊の一つ。宿坊があり、精進料理を味わうことができる。
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自性寺大雅堂
藩主奥平家の菩提寺で、南画の大家池大雅の書画約50点を展示。十二代住職が大雅と親交があり、大雅・玉蘭夫妻が寺に滞在中に描いたものと伝わる。ほかに、約20点の寺宝が見られる。
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財前家墓地
小高い丘の上に大小の国東塔や五重塔、板碑など111基が建つ。このあたりを治めた財前一族の墓地で、中央にある高さ3mの国東塔は財前美濃守が生前につくったもの。
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竜岩寺
天平18(746)年に行基が開いたという古刹。奥の院の礼堂は懸崖造りで、内には阿弥陀如来を中心に不動明王と薬師如来を安置。素木造りで国の重要文化財。
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川中不動(天念寺)
天念寺岩峰と呼ばれる奇岩を背に寺が建つ。養老2(718)年に開かれたと伝えられ、藤原時代の仏像4体を安置。寺の前を流れる川の中には、巨岩に刻まれた不動三尊がある。
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椿堂(遍照院)
宝暦10(1760)年建立、弘法大師を祀り、「椿大師」と親しまれる。奥の院に湧く霊水は万病に効くとされ、全快のお礼と思われる髪の毛やギブスなどが奉納されている。