奈良・大和路の「歴史」観光スポット(全57件)
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春日大社
768年に平城京の守り神として創建。朱塗りの社殿には1000基の釣灯籠、境内には2000基の石灯籠がある。宝物殿には貴族や武家から奉納された宝物、刀、鎧など多数の国宝・重要文化財を収蔵。
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元興寺
蘇我馬子が飛鳥に建立した日本最初の寺、法興寺が前身といわれ、国宝の極楽堂と禅室に約1400年前の建立当初の瓦が残されている。世界遺産。
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西大寺
西の大寺として天平神護元(765)年に建立され、東大寺と並ぶ規模を誇った。国宝や重要文化財を多数安置する。本尊の釈迦如来立像、愛染明王座像は鎌倉時代の作。
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法華寺
日本総国分尼寺として威容を誇っており、本堂、南門、鐘楼ともに重要文化財。国宝の十一面観音立像は美しい仏像。寺の尼僧が作るお守り犬は、諸願成就のお守りとして有名(要予約)。
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白毫寺
天智天皇の皇子、志貴親王の山荘跡といわれ、阿弥陀如来坐像、地蔵菩薩立像や、閻魔大王とその眷属の像があることで知られる。奈良三名椿の一つ「五色椿」や秋のハギの花も見事。
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正暦寺
奈良屈指の紅葉の名所として知られる。山の辺の道から山中に入った場所にある10世紀創建の名刹。重文の本尊、薬師如来倚像は白鳳期の作で秘仏。年3回開扉される。
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秋篠寺
勅願寺としては奈良時代に建立された最後の寺。国宝の本堂は、1135(保延元)年の火災で焼失、再建された。本堂の伎芸天立像は、伎芸天像としては日本に唯一残る仏像だ。
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添御県坐神社
永徳3(1383)年築の本殿はベンガラ塗りで五間社流造。檜皮葺きで正面に千鳥破風をもち、蟇股などが特徴的。南北朝時代の神社建築は全国的にも貴重。国の重文。
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薬師寺
金堂、西塔が再建され、朱塗りの欄干、金色の鴟尾など、当時の華やかさをしのばせる。当時の唯一の遺構である東塔は、白鳳時代の様式を伝える優美な姿だ。国宝東塔は平成31年度まで解体修理中。
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福智院
鎌倉時代建築の本堂と、総高6m60cm余りの千仏光背をつけた地蔵菩薩坐像は、国の重要文化財。7月23日の地蔵盆には、境内は夜店などで賑わい、燈明が幽玄の世界を奏でる。
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芳徳寺
寛永15(1638)年に柳生宗矩が父の菩提を弔うために建立。柳生家は代々にわたり徳川家に仕え、1万石の大名に列した。本堂の裏手には柳生一族の約80余基の墓がある。
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薬師寺休ヶ丘八幡宮
薬師寺の南大門を出た南に位置する、薬師寺を守護する神社。寛平年間(889〜898)に大分県宇佐から現在地に勧請された。社殿は全体に西面し、本殿・脇殿とも小高い石積みの壇上に建っている。
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垂仁天皇陵
近鉄橿原線尼ヶ辻駅の西に広がる古墳。周囲に濠がめぐらされた、全長227mの大型前方後円墳で、第11代垂仁天皇の陵である菅原伏見東陵に治定されている。
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十輪院
元興寺の子院だった寺。国宝の本堂に祀られた石仏龕は、本尊の地蔵菩薩の両脇に釈迦と弥勒が刻まれ、重要文化財に指定されている。境内には、朝野魚養の墓や不動明王像などがある。
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菊家家
江戸中期の民家で国の重文。入母屋造り、茅葺きの民家で旅籠を兼ねていた。土間と座敷、納戸と台所の2室がある。現在も住居となっているので、見学は予約が必要。
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今西家書院
室町時代の初期の書院造りを伝える国の重要文化財。書院の落ち着いたたたずまいに、日本建築の美を再発見できる。庭園を眺めながら喫茶も愉しめる。
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奈良豆比古神社
天智天皇の子で、万葉歌人として有名な志貴皇子を祀る。本堂裏の樹齢1200年のクスノキは天然記念物。10月8日の宵宮には能楽の源流「翁舞」が奉納される。
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般若寺
創建は飛鳥時代と伝わる。十三重石塔は石工・伊行末の傑作として名高い。文殊菩薩は国の重要文化財、楼門は国宝に指定されている。9〜10月には10万本のコスモスが境内を彩る。
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不退寺
承和14(847)年在原業平が仏像を安置し、不退転法輪寺としたのが始まりといわれ、本堂に重文の聖観音像と五大明王像が安置されている。南大門、本堂、多宝塔も重要文化財。
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三陵墓古墳群史跡公園
西古墳(円墳、径40m)と東古墳(前方後円墳、全長110m)の墳丘を発掘調査成果に基づき復元整備。芝生の広場や遊歩道、四季の花木があり、園内の散策にも適している。
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円成寺
平安中期の創建といわれ、国の名勝に指定された庭園は、舟遊式と浄土式をあわせた貴重な遺構。寺宝の数も多く、国宝の大日如来像は運慶の20歳代の作。紅葉は10月中旬〜11月中旬が見頃。
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東大寺 法華堂(三月堂)
三月堂、不空羂索堂ともいう、東大寺で現存する最古の建築物。堂内には、不空羂索観世音菩薩立像、脇侍の梵天・帝釈天立像など国宝10躰の仏像を安置する。
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海龍王寺
遣唐使の航海の安全を願って建てられた。今も留学前の学生などが参拝に訪れる。重要文化財の西金堂内部にある国宝の五重小塔は、天平期唯一の五重塔。
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崇道天皇陵
光仁天皇の皇子で、桓武天皇の皇太子であった早良親王の墓。その地位を奪われ、平安京遷都の前に淡路島へ流される途中、断食して没した悲劇の皇子として知られる。
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鶯塚古墳
若草山の山頂にある、全長103mの前方後円墳。5世紀に築造されたといわれており、国の史跡に指定されている。
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元明天皇奈保山東陵
奈良時代最初の女帝で、都を藤原京から平城京に移した元明天皇が眠る。在位中は、和同開珎の鋳造や古事記の編纂を命じたことでも知られる人物。
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弘仁寺
弘仁5(814)年に弘法大師が開基したと伝わる古刹。「高樋の虚空蔵さん」として親しまれている。子供が数えで13になった時に智恵を授けてもらいに行く「十三詣り」で知られる。
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興福院
浄土宗知恩院派の尼寺。もとは僧院だが、徳川家綱の時代に尼寺として再興されたという。大門から広い清楚な庭をぬけ、中門の奥に本堂がある。本尊の阿弥陀三尊像は重文。
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庚申堂
災難や病気を代わりに受けてくれる、身代わり申で有名な庚申信仰の拠点。堂内には「庚申さん」と呼ばれる青面金剛立像や吉祥天女、水子地蔵、千体地蔵が祀られている。
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天乃石立神社の一刀石
柳生の山中にある古社。柳生家の剣の修行地だったといわれる一帯に、不思議な四つの巨岩が点在している。その一つが一刀石。天狗の爪跡という説もある岩だ。
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疱瘡地蔵
3m近い岩に彫られた大磨崖仏で、疱瘡よけを祈願して彫られた。一揆のときに農民が記した「正長元(1573)年より以前の負債は消滅した」という意味の碑文が地蔵の下に刻まれている。
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唐招提寺
境内には国宝の金堂、講堂、宝蔵をはじめとする伽藍が立ち並ぶ。なかでも御影堂の鑑真和上像は、わが国最古の肖像彫刻。新宝蔵は春・秋公開期間、鑑真和上像は開山忌(6月5〜7日)のみ公開。
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阿対の石仏
柳生街道が始まる辺りに安置されている。左側の地蔵に豆腐を供えると子宝に恵まれると言われている。古くから、願いが叶うと千個の数珠を作って供える習慣がある。
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東大寺 大仏殿
「奈良の大仏」として知られる本尊、盧舎那仏を安置する金堂。現在の建物は江戸中期に再興された。正面約57m、奥行き約50m、高さ約49mは木造建築として世界最大級。
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喜光寺
行基が養老5(721)年に創建。東大寺大仏殿造営に当たり参考にされたという伝承から「試みの大仏殿」と呼ばれる。境内には100種類200鉢の花ハスが咲き、6月下旬〜8月上旬の午前中が見頃。
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新薬師寺
国宝の本堂は奈良時代の創建。本堂内陣には、本尊の薬師如来像と、それを守護する、わが国最古最大で国宝の十二神将像が安置されている。秋には萩の花が境内を彩る。
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平城京左京三条二坊宮跡庭園
発掘調査で発見された奈良時代の庭園。玉石を敷き詰めたS字状の池は、実物を露出展示。池を観賞するための建物と池の周囲の木塀を復元整備。ほかにも建物跡や井戸跡を表示している。
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夜支布山口神社
ひっそりと拝殿と本殿が立つ。摂社の立磐神社は春日大社の大四神殿を移築したもので、重要文化財に指定されている。
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霊山寺
天平8(736)年、聖武天皇の勅命で行基が開いた。国宝の本堂をはじめ、多くの重文仏像や建造物を所蔵。境内には1200坪のバラ園や薬湯風呂もある。
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徳融寺
融通念仏宗の寺で、本尊は阿弥陀如来立像。中将姫父娘の供養塔ほか、継母が雪の降る朝、彼女を松の木に縛って折檻した雪責松の跡がある。
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北山十八間戸
西大寺の僧忍性が鎌倉時代にハンセン氏病患者救済のために建てた施設で、寛文年中に今の地に移転建築された。長さ38m、4畳の部屋が名の通り18室続き、東端の大間に仏間がある。国の史跡。
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帯解寺
天安2(858)年創建の古刹。子授けや安産の寺として知られる。本尊の木造地蔵菩薩像は重要文化財。3月と11月上旬に秘仏公開、4月24日に小町忌、7月23・24日に子安地蔵会式を開催する。
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大安寺
聖徳太子が建立した熊凝精舎が前身といわれ、平城京遷都の際に当地に移転。ガン封じの寺として知られ、1月23日と6月23日の法要ではガン封じの笹酒が授与される。
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王龍寺
奈良時代に聖武天皇の勅願によって建立、江戸時代に再興された。本尊は十一面観音像(石仏)。内陣の巨岩に2メートルにわたって、浮き上がるように彫られている。
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戒壇堂
唐から来日した鑑真が、聖武天皇らに戒律を授けたとされる場所に建つ堂。国宝の四天王立像が安置されており、高い土塀が建物を取り囲んでいる。
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東大寺
聖武天皇の勅願により建立。本尊は金堂(大仏殿)に安置された盧舎那仏(大仏)。境内には大仏殿、法華堂をはじめ、国宝を含む数多くの建造物が立ち並ぶ。
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興福寺
奈良時代初期には国の四大寺の一つに数えられ、境内には五重塔、北円堂、東金堂、三重塔の国宝建築物などが立ち並ぶ。国宝館には国宝などが多数安置され、世界遺産に登録されている。
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氷室神社
奈良時代に創建された氷の神を祀る神社。毎年5月1日には献氷祭が行われ、全国から製氷・販売に関わる人々が参拝に訪れる。
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率川神社
奈良市最古の神社といわれる大神神社の摂社。姫蹈鞴五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)と狭井大神、玉櫛姫命を祀っている。6月17日には三枝祭(ユリ祭)が行われる。
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金龍寺
東大寺大仏を修理したといわれる山田道安によって建てられた東大寺の末寺。聖観音菩薩像は現在奈良国立博物館に寄託中。本堂には延命地蔵菩薩半跏像などを安置。
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御霊神社
西紀寺町の祟道天皇社とともに南都二大御霊社とされている。春には境内の一角に咲く、大輪の牡丹と八重桜が美しい。
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佐紀盾列古墳群
長さ200mを超える巨大古墳が点在。平城宮跡の北へ行きミステリーな古墳を巡るツアーへ出かけよう。
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春日山石窟仏
東西二つの石窟からなる。山肌の岩を彫った約20体の石仏が見られ、春日山へのハイカーも多く訪れる。また、付近には樹齢300年を超える杉も見られる。
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聖武天皇陵・光明皇后陵
大仏建立や国分寺の創設を行った聖武天皇の陵墓。転害門を挟んで東大寺金堂と相対する位置にある。その東側に光明皇后陵があり、天皇陵とは道でつながっている。
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手向山八幡宮
天平勝宝元(749)年、東大寺の建立にあたって宇佐八幡宮より勧請された、東大寺の守護神。現在の場所に還ったのは建長2(1250)年のこと。
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平城坂上陵 宇和奈辺・小奈辺陵墓参考地
平城宮跡の西の神功皇后陵から東のウワナベ古墳までの大規模古墳群を総称して佐紀盾列古墳群と呼ぶ。全長約200mを超す前方後円墳を中心に、中小の古墳が集まる。
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菅原天満宮
菅家の祖廟であり、菅原家発祥の地で、日本最古の天満宮。菅原道真公が牛に乗って大宰府に流されたという故事にちなみ、境内には牛の像七体を祀っている。道真公生誕の地との説もある。