吉野・十津川・天川・五條の「歴史」観光スポット(全31件)
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吉野水分神社
大和国四水分社の一つで、通称、子守明神と呼ばれる。天之水分大神を主神とし、7柱を祀る古社。桃山様式の本殿、楼門、拝殿が美しい。
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如意輪寺
創建は延喜年間(901〜923年)と伝えられ、のちに後醍醐天皇の勅願寺となった。裏山の松林には無念の思いで崩御した天皇の御陵が、京都に向かって築かれている。
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西行庵
法師となった西行が侘び住まいをした小さな庵。師と仰ぐ西行を慕い、芭蕉がやって来たという。庵のそばには今も水が湧く苔清水がある。清水は大和の水31選の一つ。
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吉野神宮
明治22(1889)年、明治天皇が後醍醐天皇を偲んで創建。祭神は後醍醐天皇、摂社には日野資朝ら7人の側近を祀っている。総檜造りの壮麗な社殿が見事。
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玉置神社
熊野三山の奥宮とも呼ばれ、修験道の大霊場となった古社。境内には樹齢3000年を超える巨木が茂り、鶴、松の山水画の描かれた社務所の襖は狩野派の橘安春などの作。
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荒神社
海抜1260mの荒神岳に鎮座する社。弘法大師も修行した古い社であり、火の神として知られている。高野山信奉者のほか、全国各地からの参拝者が多い。
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昭憲皇太后立碑
吉野、下千本桜が見下ろせる写真の絶景ポイント。七曲の上にあるロープウェイを降りてすぐある。昭憲皇太后立碑と共に、桜の時期には絶景が眺められる。
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辯天宗総本山如意寺
昭和9(1934)年に大森智辯が大辯才天女尊より天啓を受けたのがこの地。その後、昭和27(1952)年に辯天宗となる。宗祖の智辯尊女は生涯を苦衆救済に尽くし、全国から多くの参拝者が訪れる。
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龍泉寺
約1300年前に役小角が創建。全国修験道の根本道場で、信者や大峰登山者は必ず参拝。1960年までは女人禁制だったが、その後解放され、現在は女性信者も多い。
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村上義光墓
信濃の武将、村上義光の墓。義光は、大塔宮護良親王の身代わりとして、蔵王堂二夭門上で自害した。捨てられた義光の首を里人が拾って、この地に葬ったと言われている。
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栄山寺
養老3(719)年、藤原南家の菩提寺となっている。天平建築の八角堂は、内陣の柱や天蓋に壁画が施されたもの。梵鐘は「平安三絶の鐘」の一つ。ともに国宝。
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後醍醐天皇陵
如意輪寺の境内にある後醍醐天皇の御陵。最後まで京への想いを残した天皇の意を偲び、京都方面を正面に築造。山陵は円墳で、杉や美林の中に石玉垣に囲まれて静かに佇む。
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吉水神社
吉水院と称した金峯山寺の格式高い僧坊の一つ。明治初期の神仏分離令で神社となった。後醍醐天皇玉座の間、義経潜伏の間、太閤秀吉花見の間などがある。
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櫻井寺
文久3(1863)年、天誅組が五条代官所を襲ってここを本陣としたことで知られる。寺の本堂前には事件の時、代官の首を洗ったという手水鉢がある。本堂は再建されている。
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楠正勝の墓
南朝の史跡の一つ。楠正成の孫、楠正勝は弟とともに、足利勢に対抗しようとしたが、病に倒れこの地に葬られた。その墓が湯泉地温泉から約3km村道を登った場所に残る。
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丹生川上神社上社
白雉26(675)年、天武天皇によって創建されたと伝えられる古社。雨神を祭神として、雨乞いには黒馬、雨止めには白馬を奉り、境内には二頭の馬の像が立つ。
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金峯山寺
修験道の根本道場として偉容を誇る、吉野山のシンボルで世界遺産。東大寺大仏殿につぐ木造古建築の蔵王堂、木造金剛力士像が立つ仁王門がある。ともに国宝。
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大日寺
大塔宮の身代わりとなって壮烈な最期を遂げた村上義光・義隆親子の菩提所で、真言宗醍醐派。大日如来を中心とした藤原時代の代表作である重文の五智如来を祀っている。
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吉村寅太郎原えいの碑
幕末激動期の文久3(1863)年、藤堂藩士の放った銃弾に倒れた天誅組総裁の吉村寅太郎の碑。遺体が明治谷墓地に改葬された後も、彼を偲んで碑を訪れる人は絶えない。
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金峯神社
吉野山の地主神を祀る。中世以降は修験道の修行の場となる。境内左手の坂道を下ると、義経が弁慶らと隠れたことから「義経隠れ塔」と呼ばれる「蹴抜け塔」がある。
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金剛寺
平安時代末期に平重盛が創建したと伝えられる古刹。庫裡の屋根は茅葺きで寺院にしては珍しい。内部には珍しい寺宝が保存されており一見の価値あり。春はボタン、秋は菊で境内が彩られる。
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野川弁財天
正式名は厳島神社。弘法大師が高野山を開く前に道場としたという。財宝の神様として知られ、弘法大師が一夜で彫り上げたという八臂弁財天は11月3日と正月のみ公開。
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大峯山寺
女人禁制の山、大峯山の山上に立つ役行者創建の寺。山頂に立つ建造物としては日本最大といわれ、重要文化財に指定されている本堂には蔵王権現像と役行者像を安置している。
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櫻本坊
桜が咲き誇る夢を見た大海人皇子はのちに天武天皇となり、夢の桜を探しその下に7世紀後半に創建。境内を美しく彩るしだれ桜は必見。
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丹生川上神社
水を司る罔象女神を祀っている。白鳳4(675)年に雨乞いを祈願する社として創建。境内には名工尹末吉作の重文石灯籠があり、東大寺三月堂灯籠につぐ秀作といわれる。
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霊鷲山世尊寺
6世紀に聖徳太子が創建。本尊は阿弥陀如来像で、丈六十一面観音や聖徳太子十六歳の時を模したといわれる孝養像とともに国の重要美術工芸品に指定されている。
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自天王・忠義王の陵墓
金剛寺本堂の左にある後南朝最後の皇子の墓。南北朝の動乱時、皇位略奪を謀った南朝の自天王と忠義王は、長禄元(1457)年、赤松家の謀略によって殺害された。
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栃尾観音堂
延宝3(1675)年、この地を訪れた円空が、栃尾の集落の小さな祠にこもって彫ったといわれる円空仏4体を安置。観音堂の仏像はいずれもやさしげな微笑をたたえている。
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天河大弁財天社
役行者が大峰修験道開山に先立って修行した古社。能楽と縁が深く、能面や能楽衣装などを保存。本殿には能舞台があり、春、夏、秋の例祭に能が奉納される。
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水分神社
地元の氏神である水神を祀る。境内に植えられた「四季桜」の愛称の桜は、10月中旬から2月にかけて花を咲かせる珍しい品種。11月には紅葉とあわせて楽しめる。
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金剛寺
後南朝史を語る時に中心となる古刹。瓦葺き入母屋造りの本堂は前面二間が吹き通しになった珍しい造り。本堂の奥に南朝最後の皇子自天王と忠義王を祀っている。