東北の「城」(全4件)
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弘前城
青森県弘前市
津軽を統一した藩祖・為信公が造成を計画し、2代藩主信枚公が慶長16(1611)年に築城。天守、櫓、城門、三重の水壕など築城時の形態がそのまま残されており、全国でも珍しい。
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白石城
宮城県白石市
白石城は元和の「一国一城令」以後も特に許されて仙台藩の2つめの城としてそのまま存続。復元された城は昔の建築様式のまま、数百年の歳月に耐え得る構造になっている。
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上山城
山形県上山市
かつて羽州の名城とうたわれた城。上山や蔵王の四季を映すマルチスクリーン、山岳信仰のジオラマなどを展示し、天守閣の展望台から見る蔵王連峰と上山市街の眺望も見事。
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鶴ヶ城
福島県会津若松市
戊辰戦争の際には籠城戦の激しい攻防にも耐え抜いた名城。1965(昭和40)年に昔の姿そのままに復元され、城内は資料館になっている。春は桜、冬は雪景色など四季折々に美しい。
首都圏の「城」(全4件)
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久留里城・久留里城址資料館
千葉県君津市
房総の名城といわれた久留里城。山城のため、本丸へはきつい坂道が続く。天守閣に登ると上総の山々が見渡せる。資料館ではGW中に鎧の着付けを行っている。
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千葉県立中央博物館 大多喜城分館
千葉県夷隅郡大多喜町
市街を見下ろす高台にあり、徳川家康の重臣、本多忠勝によって築かれた城。昭和50(1975)年に天守閣様式の博物館として開館された。
甲信越の「城」(全3件)
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舞鶴城公園(甲府城跡)
山梨県甲府市
鶴が舞っているように美しい姿をしていたことから「舞鶴城」と呼ばれていた。現在は、白い石垣と堀に囲まれた趣のある公園として、市民の憩いの場にもなっている。
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国宝 松本城
長野県松本市
約30mある5層6階の天守を中心に、乾小天守、渡櫓、辰巳附櫓、月見櫓という5つの建物が複合連結。城内の急勾配の階段を上がり最上階まで見学することが可能だ。
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諏訪高島城
長野県諏訪市
諏訪氏代々の居城となっていた高島城。本丸跡は公園として整備され、桜や藤の花の季節には多くの人で賑わう。城内は1〜2階が展示室で、3階が展望スペース。諏訪氏ゆかりの品々がある。
北陸の「城」(全2件)
東海の「城」(全11件)
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熱海城
静岡県熱海市
昭和34年に桃山時代の様式を取入れ建てられた観光城。内部は資料館。海抜160mの展望台は熱海随一のパノラマ眺望。春には約300本もの桜が咲き誇り、夏は花火見物の名所だ。
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掛川城
静岡県掛川市
1596(慶長元) 年に山内一豊が築いた掛川城天守閣。当時の図面などに基づき、平成6年に本格木造天守閣として復元された。3層4階の天守閣の最上階は海抜約56mにもなる。
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浜松城
静岡県浜松市中区
徳川家康が17年間過ごしたことから「出世城」と呼ばれている浜松のシンボル。天守閣の最上階は展望台で浜松市街が見渡せる。4月には桜祭りが開催される。
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田峯城
愛知県北設楽郡設楽町
1470(文明2)年、菅沼定信によって築かれた。菅沼家断絶により廃城となっていたが、400年以上の歳月を経て、平成6年に復元された。書院造り様式を採用している。
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名古屋城
愛知県名古屋市中区
1612(慶長17)年に築城。1945(昭和20)年の空襲での焼失を免れた3つの門と櫓、本丸御殿障壁画は重要文化財に指定されている。1959(昭和34)年に天守閣と正門を再建。桜も有名。
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岡崎城
愛知県岡崎市
神君出生の城といわれる岡崎城は、家康が出生した城。1959(昭和34)年に天守閣が復元された。2〜4階は江戸時代の岡崎を紹介する資料館。展望室からは景観を一望できる。
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大垣城
岐阜県大垣市
関ヶ原の合戦では、西軍の石田三成が本拠地にした城としてもしられている大垣城。第二次世界大戦で焼失した天守閣は、現在では外観を昔のままの姿に復元してある。
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岐阜城
岐阜県岐阜市
緑豊かな金華山にそびえ立つ岐阜城。建仁元(1201)年に築城され、戦国時代には斎藤道三、織田信長の居城となった。現在の天守閣は昭和31(1956)年に再建されたもの。
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郡上八幡城
岐阜県郡上市
4層5階建ての木造で、遠藤盛数により1559年(永禄2)築城。現在の城は1933年(昭和8)に再建されたもので木造再建城では日本最古。天守閣からは郡上八幡の町が一望できる。
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神岡城
岐阜県飛騨市
神岡の町並みを一望できる城ヶ岡公園高台に立つ城。武田信玄の家来であった山県三郎兵衛昌景が飛騨越中攻めの拠点としていた。
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上野城
三重県伊賀市
1611(慶長16)年に藤堂高虎が手掛けた城だが、完成直前に暴風雨のために天守が倒壊、約30mの内堀の石垣のみが残された。現在の天守は昭和になって再建されたもの。
近畿の「城」(全5件)
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彦根城
滋賀県彦根市
彦根藩井伊家の居城。初代直政の遺志を継いだ直勝と直孝によって20年近くの歳月をかけて完成した。姫路城、松本城、犬山城とともに国宝四城の一つに数えられている。
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岸和田城
大阪府岸和田市
1334(建武元)年、楠木正成の一族和田氏が築城と伝えられる。昔の天守閣は雷火で焼け、現在のものは1954(昭和29)年に再建された。本丸・二の丸跡は千亀利公園になっている。
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大阪城天守閣
大阪府大阪市中央区
現在の天守閣は三代目で、1931(昭和6)年に復興されたもの。最上階からの展望、黄金の茶室、兜や陣羽織の試着体験コーナー(有料)など見どころも多い。
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姫路城
兵庫県姫路市
白鷺が羽を広げたような優美な姿から「白鷺城」とも呼ばれる世界文化遺産。城内の建築様式や展示物を見学できる。天守閣や弓や銃の狭間など要塞としての機能も巧み。
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和歌山城
和歌山県和歌山市
徳川家康の第10子、徳川頼宣が入城して以来、紀州徳川55万5千石の居城となった。日本三大平山城の一つだったが、戦災でわずかの建造物を残し焼失。天守閣は1958(昭和33)年の再建。
中国の「城」(全8件)
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お城山展望台河原城
鳥取県鳥取市
1580年に羽柴秀吉が鳥取城攻めで陣を築いたというお城山の頂上にそびえ立ち、別名若鮎城とも呼ばれる。城内では町の自然や伝統工芸、歴史・文化・伝説を紹介している。
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松江城
島根県松江市
慶長16(1611)年に堀尾吉晴によって築かれた。5層6階の天守閣は、桃山初期の城郭の特徴を残し、実戦向きの構造になっている。最上階からは松江の街並みが一望できる。
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岡山城
岡山県岡山市北区
1597(慶長2)年に築城。黒い下見板の姿から別名「烏城」と呼ばれている。月見櫓、西の丸西手櫓は重要文化財。お姫様や殿様の衣装を着て、無料で記念撮影ができる。
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備中松山城
岡山県高梁市
標高430mと、現存する城郭としてはもっとも高所に建つことで知られる備中松山城。天守閣、二重櫓、土塀の一部が昔の姿で残り、重要文化財に指定されている。
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広島城
広島県広島市中区
1589(天正17)年、戦国武将の毛利輝元が築いた城。天守閣は1945(昭和20)年に原爆によって全壊したが、1958(昭和33)年に再建。内部は歴史博物館になっている。
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福山城
広島県福山市
徳川家康のいとこの初代福山藩主水野勝成が1622(元和8)年に築城。天守閣の内部は福山の歴史を紹介する博物館になっている。水野家の家紋入りの膳など、遺品を展示。
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因島水軍城
広島県尾道市
南北朝から室町・戦国時代にかけ、瀬戸内海を制した村上水軍の故郷因島。1983(昭和58)年に歴史家、奈良本辰也氏の監修のもとに城を再現。本丸は水軍資料館として公開。
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岩国城
山口県岩国市
城山山頂にそびえる3層4階建てに物見を置く桃山風南蛮造りの城で、吉川広家によって築城された。一国一城令により取り壊されたため、1962(昭和37)年に再建された。
四国の「城」(全7件)
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川島城
徳島県吉野川市
阿波九城の一つだったが1638(寛永15)年に廃城となった。現在の城郭は1981(昭和56)年に復元されたもの。内部には食堂、売店、和室、資料展示室、展望所などがある。
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丸亀城
香川県丸亀市
1602(慶長7)年に完成した城。木造天守は国の重要文化財。石垣は「扇の勾配」と呼ばれる美しい曲線を描く。城跡一帯は亀山公園として整備され、春には桜まつりを開催。
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大洲城
愛媛県大洲市
大洲城は藤堂高虎、脇坂安治によって城郭が整備され、廃藩まで大洲藩加藤家13代の居城であった。写真などの史料をもとに復元された天守閣は木造4層4階建てで19.15mの高さ。
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宇和島城
愛媛県宇和島市
藤堂高虎が1596(慶長元)年から6年かけて近世城郭を築き、1615(元和元)年、伊達政宗の長庶子、秀宗の入城以来、9代にわたって伊達家の居城となった。天守は重要文化財。
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今治城
愛媛県今治市
1604(慶長9)年、築城の名人藤堂高虎が手がけた城で、「吹揚城」の別名をもつ。現在の5層6階の天守閣は1980(昭和55)年に再建されたもの。今治藩ゆかりの資料を展示。
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松山城
愛媛県松山市
加藤嘉明が1602(慶長7)年より築城を開始し、四半世紀をかけて完成。各櫓、城門、天守閣など21棟の建造物が重要文化財。山頂からは市街地や瀬戸内海を一望できる。
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高知城
高知県高知市
高知市の中央に建つ典型的な平山城。1601(慶長6)年、土佐へ入国した山内一豊が大高坂山に築城を始めた。三層六階の天守閣や追手門、黒鉄門など15の建物が重要文化財。
九州の「城」(全6件)
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岩石城
福岡県田川郡添田町
岩石山の中腹にある復元城。1157年に築城されたといわれ、1991年に復元された。館内は1階と地下1階部分が市民美術館、2階が収蔵庫、3階が展望所になっている。
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平戸城
長崎県平戸市
1718(享保3)年に平戸藩が海を外濠にして日本唯一の山鹿流兵法で築城した城。天守閣からは平戸瀬戸や平戸大橋が遠望できる。天守閣は資料館になっている。
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島原城
長崎県島原市
1618(元和4)年から松倉重政が当時の築城技術の粋を集め、7年の歳月を費やして築城。明治維新により一度は廃城したが、人々の熱意により復元された。天守閣内にキリシタン資料館がある。
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熊本城
熊本県熊本市
大阪城、名古屋城と並ぶ日本三名城。天正16(1588)年に肥後藩主となった加藤清正が、7年の歳月をかけて慶長12(1607)年に築城。外敵から守る石垣「武者返し」が見どころ。
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中津城
大分県中津市
1588(天正16)年に黒田孝高(如水)が築城。水門より海水が入り、潮の干満で水が増減する水城で、高松城、今治城とともに日本三大水城に数えられる。扇城とも呼ばれる。
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杵築城
大分県杵築市
木付頼直が応永元(1394)年に築城。正保2(1645) 年に松平氏が入城して十代を守った。現在は本丸、二の丸、三の丸の石垣や濠の一部が残り、昭和45年築造の天守閣が建つ。
沖縄の「城」(全1件)
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首里城公園
沖縄県那覇市
中山王の居城であり、尚巴志の三山統一後は、琉球国王の居城として使われた。政治・外交・文化の中心であり、神事が行われるなど琉球王朝の繁栄に大きな役割を果たした。